2014.08.31 Sunday

「めぐり逢わせのお弁当」を見に行ってきました。

インド映画にはツキモノの、
歌も踊りも全くない、
静か〜に、おだやか〜に、
ストーリーが進む大人な映画。

インドのムンバイでは、
お弁当をオフィスに届ける
弁当配達人という職業があって
その数、なんと約5千人!

そして彼らは
実に1日に約20万個のお弁当を、
各家庭からオフィスへ届けているらしいのだが、

なんでも、
ハーバード大学の分析によると、
その誤配送の確率は600万分の1とのこと!


で、ストーリーはといえば、
夫との仲が冷えこんだ若い主婦イラの作ったお弁当が
妻に先立たれ、家と会社の往復だけの寂しい毎日を過ごす
定年間近のサージャンのもとへ誤配達されることから始まる。

始めこそ誤配達と気づかなかった二人だが、
誤配達と分かった時点からお弁当に入れての
文通が始まる。

心が満たされていない今を生きる二人。

お互いの境地を淡々と手紙に書き連ね
心を通わせていく。

結局、二人は実際に逢うことなく映画は終了。
結末は観客にゆだねられる形で終わるのだが、
ここでも
必ずハッピーエンドで終わるインド映画の常識を、
いい意味で裏切ってくれた。

単なるラブストーリーだと思っていたけど、
弁当配達人という職業・システムに驚愕し、
老いや孤独といった日本と同じ問題をかかえている
インドの今も
さりげなくえぐっている珠玉の作品。

インド映画らしからぬ点で賛否両論あるみたいだけど
おすすめの作品です。





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